今回は
7月6日の時間外取引(米国では深夜)時の
WTI原油先物価格ほかの上昇に関連して
話を持つことにします。
そして
その上昇の背景を考えるとともに
日本の石油関連企業の株価をチェックして
みましょう。(現状の小まとめ)
※ 対象時間:日本時間13時台
1 7月6日の原油先物価格
2 原油先物価格上昇の背景
3 石油関連企業の株価
7月6日の原油先物価格
それでは、早速
原油先物価格、WTIと北海ブレント双方を
見てみましょう。
(1バレルあたり、13:22ころ)
WTI | 76.76ドル |
---|---|
Brent | 77.54ドル |
※数値引用:https://nikkei225jp.com/oil/
7月2日に比べると、急上昇です。
(5日は独立記念日振替で休場)
Brent:76ドルあたり(2日)
※ このアト時間外取引で急上昇
【原油先物(WTI)】
※ 引用:https://nikkei225jp.com/oil/
そして
6日は5日と違い市場は開くでしょうから
もっと激しい展開になるかも・・
気になります。
原油先物価格上昇の背景
早い話、OPECプラスの会合において
減産のやり方、延長期間で揉めている様子。
どうやら
UAE(アラブ首長国連邦)の王様たちが
荒れている感じ。
おそらくは会合内での利害得失とか
有利な立場を崩したくない国々の存在で
今後の方向性を見いだせないのでしょう。
5日に開催予定の閣僚級会合を
さらに延期、減産関連の話は進まず!
ですね。
ただ、長引けば
これから世界のエネルギー需要が高まる中
増産が進まないと供給ひっ迫状態が
生起する恐れもあるわけで・・
そのためか
先を見越したが買いが進み、価格が上昇!
しているようです。
石油関連企業の株価
ところで、そんな背景がある中
日本の石油関連会社・企業の株価を見ると
その価格は・・(13:01 – 13:05)
5020 ENEOS | 481.4(+11.4) |
---|---|
5021 コスモHD | 2,644(+90) |
8133 伊藤忠エネクス | 989(0) |
5019 出光興産 | 2,943(+80) |
1662 石油資源開発 | 1,994(+4) |
1605 INPEX | 866(+24) |
※ 単位は円
本日は上昇!
濃淡の違いはありますが、上がっています。
でも
爆上げに至るようなものではないですね。
どこか冷めているというか
「いつまで、この上昇が続くのか」
「原油先物価格の上昇にすがってよいのか」
といった疑念を感じさせるものにも映ります。
また
株価が原油先物価格に比例し上がったとしても
それは同時に世界がインフレへ進む
急激な物価上昇へ向かう証にも見えるわけで
「あまり喜べないかな」
との想いも持つところ。
ということで
本日のコンタロウ風のまとめは
ここまでとなります。
おつきあいいただきありがとうございました。
失礼します。
【あとがき】
ご覧の方々に何か印象を持っていただければ
と、日々あたっています。
是非、お寄りください。
よろしくお願いします。
なお、数値は参照程度でごらんください。
資料に「忠実に」と努めていますが
引用元の変更に間に合わない場合ほか
コンタロウの誤記載もたまにあります。
(点検、修正には努めています。)