今回はこちら
11月11日、7-9月期の決算発表を行った
ENEOSを取り上げてみましょう。
※ ENEOS(5020)
INPEX、株価の動き
はじめに株価を見ると、こんな感じ。
※ 引用元:カブタンENEOSチャート
チャートを見ると8月に凹んだアト
原油先物価格の上昇もあってか
比較的おとなしめゆったりした動きながら
上昇傾向を持つ感じ。
ただ
石油関連のほかの会社企業と比し
やや後塵を拝するような動きにも映ります。
そこで決算内容発表アトの株価を目に入れると
この通り・・
11月12日現在、450.1円(-2.8円)
決算内容に触れる前にやや先走りますが
同内容からプラスへ跳ねてもよかった
と思うところ。
5020 ENEOS | 450.1(-2.8) |
---|---|
5021 コスモHD | 2,357.0(+13.0) |
8133 伊藤忠エネクス | 994.0(-1.0) |
5019 出光興産 | 3,070.0(±0) |
1662 石油資源開発 | 2,320.0(-18.0) |
1605 INPEX | 971.0(+19.0) |
5017 富士石油 | 248(-1.0) |
※ 単位は円
・・・・・
【決算発表日(たとえば)】
5020 ENEOS | 11月11日 |
---|---|
5021 コスモHD | 11月9日 |
5019 出光興産 | 11月9日 |
1662 石油資源開発 | 11月9日 |
1605 INPEX | 11月5日 |
原油先物価格の華々しい(?)上昇がなくとも、大概どの会社企業も決算発表内容は前年より上を向いており上昇値を付けています。が、なぜかENEOS「ちょっとさびしい」感じ。
でも
第2四半期を終えた内容は悪くないのです。
経常利益、最終利益、大きく増加しています。
引用元:カブタンENEOS
財務も純資産、自己資本も膨らんでいます。
引用元:カブタンENEOS
「よし」と思う次第。
四半期決算(経常利益伸びる)
続いて
ENEOSの四半期決算(7-9月)の結果を見ると
このように表れています。
※ 引用元:カブタン決算速報ENEOS
営業利益、経常利益、大きく上昇!
経常利益は前年同期比2.7倍となっています。
基本的な背景は原油先物価格の上昇
と思われるところ。
とにかく、益幅の広がりは大きいです。
第3四半期累計実績
ここから決算短信の本チャンとなりますが
第3四半期累計を見ると
※ 引用元:カブタン決算速報ENEOS
営業利益、経常利益はそれぞれ前年同期比
3.8倍と4.3倍とあり、堂々たるもの。
EPSは65.8円、5.8倍を示します。
業績予想の修正
さらに
今回の決算発表から業績予想の修正もアリ
(上方修正として)
※ 引用元:カブタン決算速報ENEOS
今期分の営業利益と経常利益をそれぞれ
80.8%、87.5%へ上方修正。
EPSも2倍へ、ただし、配当への変化はなし。
もしかすると、配当へ期待が薄らいだことが
株価を下げたのかも・・。
期待はしているよネ
次に興味深い点は
第2四半期までの累計決算の経常利益の数値と
今期(2022年3月期)予想のそれと見比べると
● 第2四半期累計経常利益
⇒ 328,198(百万円)
● 2022年3月期 上方修正後の経常利益
⇒ 450,000(百万円)
そこで、差を取ってみると
450,000 – 328,198 = 121,802(百万円)
意外と小さいです。(益減との見なし?)
おそらく
121,802(百万円)が残りの半年で
はじき出す数値と考えられますから
今期(2022年3月期)の経常利益の予想は
いささか控えめにも映るところ。
ココ、何か
「サプライズありそう?」
なんてことを頭に浮かべますが、いかに?
ということで
今の株価の逡巡はともかくも、業績は「よし」
と見なせるわけで、これからも期待は膨らむ
対象と思うばかり。
それではここまでとなります。
おつきあいいただきありがとうございました。
失礼します。
【あとがき】
ご覧の方々に何か印象を持っていただければ
と、日々あたっています。
是非、お寄りください。
よろしくお願いします。
なお、数値は参照程度でごらんください。
資料に「忠実に」と努めていますが
引用元の変更に間に合わない場合ほか
コンタロウの誤記載もたまにあります。
(点検、修正には努めています。)