コンタロウです。


今回は8月10日、決算発表を行った

INPEX(3月まで社名は国際石油開発帝石)を

取り上げて話を持ちたいと思います。

エネルギー株、急落もあり、どうなる?だけど、INPEX、四半期決算発表(8月10日)はいいんだよね!


INPEX、株価の動き

8月10日に当該四半期を中心にした

決算発表を行ったINPEXですが


少なくとも20日まで

その株価は多くのエネルギー株同様

下がりの流れの中にたたずむ感じ。


※ 引用元:https://kabutan.jp/stock/chart?code=1605


背景は原油先物価格の下落!

・・ですよね。

およそ1週間で

1バレル10ドルほど下げています。

痛い!

【8月の価格の動き(8月20日現在)】
・8月11日 高値 825円
・8月20日 安値 721円

そして

INPEXの株価は約100円の高低差

(下落幅)を持つに至っています。


とはいえ

10日の決算発表内容がよいので

短期的には「痛い」と思いますが


コンタロウ的には悲観的な見方は不要!

と見るところ。

四半期決算(経常利益伸びる)

ところで

今回の下落はコロナ再拡大懸念から生じる

原油需要の先細り観に伴う価格の下がりが

主な要因でしょう。

※ 原油先物価格の下落


これは抗いようがなく

決算発表内容がよいだけに気長に握れば

「いいんじゃない」

とやや開き直り気味に思ったりもします。

【参考】
INPEXの会計年度期間は1月1日-12月31日。
● 権利確定日
期末配当12月31日、中間配当6月30日

それでは四半期決算の内容に触れてみます。

第2四半期累計実績 経常利益

※ 引用元:https://kabutan.jp/news/?b=k202108100204


【21年12月期第2四半期累計(1-6月)】

経常利益:前年同期比47.3%増 2198億円

219,845 – 149,276 = 70,569(百万円)

70,569/149,276 = 約47.3%


通期計画(修正)5,450億円に対する進捗率

⇒ 40.3% となっています。

219,845/545,000 = 約40.3%


残りの期間で60%近く弾くつもりですね。

頼もしく映ってきます。


※ 引用元:https://kabutan.jp/news/?b=k202108100204


余談ながら、これがあって前週求めました。

とたんに下がりましたけど。

長期戦です。(笑)

売上営業利益率

3か月の業績を縦に並べたものから

営業利益、経常利益、最終利益ともども

上を向き、黒字転換です。


※ 引用元:https://kabutan.jp/stock/finance?code=1605


EPS(第2四半期累計) ⇒ 35.6円

● EPS(第1四半期 1-3月) ⇒ 26.1円
● EPS(第2四半期 4-6月) ⇒ 9.4円

と、EPSを四半期単位で並べると

第2四半期は増益の勢いが鈍った?


そんな受け止めもありますが

売上営業利益率は前年同期より大きく

上昇しています。

● 第1四半期 1-3月 40.4% ⇒ 43.5%
● 第2四半期 4-6月 16.1% ⇒ 46.2%

よさげに映ります。

業績予想

続いて、今期の業績予想から

2021年12月期の予想値を見ると

EPS ⇒ 116.4


前年同期との上昇比較はできませんが

堂々たる伸びの予想値でしょう。

「すばらしい」


※ 引用元:https://kabutan.jp/news/?b=k202108100204


こうした業績好調の姿から

(追っかけ振れますが財務もいいです。)

年間配当が33円から40円

増額として修正されています。

※ 前期、24円

財務

ほかに順番が逆になったかもしれませんが

財務に続いて目を向けてみます。


※ 引用元:https://kabutan.jp/stock/finance?code=1605


自己資本比率が上がるとともに

自己資本は当然膨らんでいます。)

総資産剰余金は増えています。


そして

有利子負債倍率は下がっています。

「業績よし!」

でしょう。

期待はしているよネ

ここまで四半期決算発表を振り返り

INPEXの現状のおさらいをしましたが

基本的によい企業と思うばかり。


何分にも、コロナの再拡大懸念で

経済回復の遅延がクローズアップされ

原油需要の見立ても先細るものが多いこと。


これが株価にも

影響をもたらしているのでしょう。


また

FRBの意図するテーパリングの開始時期で

数日前、ダウは大きく下落しましたが


こちらは

少なからず株価への影響はあるとしても

企業業績にダイレクトで影響を与える部分は

多くないでしょう。

(と、コンタロウは捉えています。)


となれば

一時は沈んでも復調は早いと見てよい

かもしれません。


ともあれ、今しばらく、待ちの姿勢で

この両者がどう動くのか見極めてから

前へ進むか退くか

考えてもよさそうです。


ということで

INPEX、業績はよさげに映ることから

願望コミコミで言葉を持った次第です。


それでは今回はここまでとなります。

おつきあいいただきありがとうございました。

失礼します。

【あとがき】

ご覧の方々に何か印象を持っていただければ

と、日々あたっています。

是非、お寄りください。

よろしくお願いします。

なお、数値は参照程度でごらんください。

資料に「忠実に」と努めていますが

引用元の変更に間に合わない場合ほか

コンタロウの誤記載もたまにあります。

(点検、修正には努めています。)



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