『真田丸』第20回は豊臣政権凋落・・「茶々」と「寧」の影響度の逆転「前兆」? 専横孤立化へのはじまりなのか!

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『真田丸』第20回「前兆」

秀吉の専横ぶりが極致に近づきある時代に突入か?
それにしても真田家の皆さん、離縁した妻を下女扱いで同じ屋根の下で暮らすとは・・ね。

その感覚、現代人に理解不能でしょう。

真田丸 前兆

項 目

1 豊臣政権凋落の「前兆」か?
2 「茶々」と「寧」の影響度の逆転 

豊臣政権凋落の「前兆」か?

第20回は秀吉の傲慢、専横の姿が、特にクローズアップされていくようです。

そのためか、いわゆる史実の『九州平定』は影が薄い存在に見えます。
この『九州平定』が完成したかどうかはドラマの中で見ることはできません。

しかし、「茶々」から秀吉の第1子が誕生しているので、おそらく『九州平定』は終えている?という扱いでしょう。

ドラマの中で聚楽第に後陽成天皇を招き、ひれ伏すシーンがありますからね。

また、家康が残りの領国を「北条」と「伊達」が秀吉のもとに入れば『日ノ本』は秀吉のものという言い表し方もあります。
これからドラマでは西の支配は完了と思われますよね。

ですから、第20回は1586年から1587年までの『九州平定』アト、1588年後半から1589年あたりまで踏み込んでいるのでしょう。

そして、さらに権力誇示の慌ただしい時代に突入かと。
もちろん、その先には、いわゆる史実のとおり、これらが並ぶのでしょう。

〇 豊臣政権の凋落
〇 家康による徳川幕府の開府

この二つが、表れることは間違いないでしょうけど。

そうした一連の「前兆」として、特に、秀吉の自己顕示欲の強さ権力への妄執から、自身のみならず一族郎党の築いたものを崩壊させていく兆しにも見えるころかもしれません。

ちなみに、豊臣政権崩壊へつながる1589年から徳川幕府成立までの主要な流れはこういうものでしょう。

まず、1589年に北条氏は真田の沼田城近くの名胡桃(なぐるみ)城を占領。

これで惣無事令違反を理由をとする1590年の小田原征伐(北条征伐)が起こります。

同時に伊達氏の帰順を得て、関東から東北の平定を終え全国統一達成。
続いて、秀吉の信長以来の考えとする明国平定事業の開始。

1592年 文禄の役

これが、いわゆる朝鮮出兵の走りでしょう。
鴨緑江を抜くこともできず結果は1593年休戦へ。

さらにはこちらも起きます。

1597年 慶長の役

これも第2次朝鮮出兵として朝鮮に上陸したものの苦戦の末。

1598年 秀吉の病没

これで終戦。

結果、西国大名はじめ豊臣方大名の疲弊だけが残ることになるわけです。

また、中央ではワンマンな支配者がいなくなったことで、統治能力の弱体化が進みます。
結果は家康の台頭を招き、その結果、これですね。

1600年 関ケ原の戦い

勝利をおさめた東軍、家康麾下の諸将は勢力伸長。
その後は言わずもがなのこちらに続くのです。

1603年 江戸幕府の開府

という具合に、戦乱に明け暮れるような時代に見えます。
こうしたことをひっくるめてのタイトルの「前兆」と見ているのですが、どうでしょう。

第21回は如何に表わされるのか、気になるところ。

真田丸 前兆

「茶々」と「寧」の影響度の逆転

また、いわゆる奥の世界では「茶々」が「鶴松丸」(ドラマでは「棄(すて」」と呼ばれています)を産みますが、この子は朝鮮出兵が行われる前に夭折します。

ですが、文禄の役終了前後に、再び「拾丸(ひろいまる)」・・のちの「秀頼」を授かることになります。

このあたりから、「茶々」と「寧」の力関係は縮まり逆転するのでしょう?

「寧」は1598年に秀吉が病没した後は、1600年の「関ケ原の戦い」前に大阪城を後にしたとあり、それまでの豊臣政権中枢の陣容も考え方も変化していたことを読み取っていたのかもしれません?

単純に威を張ることに腐心した結果というよりは時流を見ての結果のように見えます。
このあたり、ドラマでは描かれるのでしょうか。
ずいぶんと先走りましたけど。

ところで、「寧」はその後の京都屋敷での暮らしを経て、徳川幕府の開府以後は落飾・落髪し「高台院」と呼ばれることになります。

このように秀吉の正室、側室でも時代の変化を受け入れざる得ない「前兆」でもあったのでしょう。

結構、この第20回はドラマの中で重い位置にあるような気がします。
と、僕の頭の中では捉えていますが、いかになりますか?

第21回以降も興味深いのです。

(オワリ)

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