再婚禁止期間・・明治以来の民法(733条)の継承! だが改正の必要性とともに違憲との声もあるようだ?

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世相 雑談

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再婚禁止期間って!

今回も徒然に再婚禁止期間に関して考えます。

項 目
1 民法の規定へ違憲訴訟
2 再婚禁止期間 
3 時代に応じた法整備へ!

民法の規定へ違憲訴訟

今、社会で問題になっているものを一つあげるとこちら。
違憲の訴訟対象で『民法』自体があがっているのです。

それは女性に対し次の規定は適切かどうか?
という点で。

離婚後6ヶ月間の再婚禁止期間

これに関し具体的に男女二人とその間に生まれた無戸籍
の子供が賠償を求める訴訟を国に起こしたとあるのです。

訴訟理由は、婚姻届が離婚直後の再婚禁止期間に重なる
ことによって不受理
となったこと。

そして、子供の出生届が出せない状態に至った!
これらに対するものです。

再婚禁止期間

それではまず再婚禁止期間からあたってみます。

法律根拠

まず、これがあります。

民法733条
(明治31年の明治民法)
女は前婚の解消または取消しの日から 6箇月を経過した後でなければ再婚をすることができない。

さらにこちらが続きます。

女が前婚の解消または取消の前から懐胎していた場合にはその出産の日から前項の規定を適用しない

このように縛りを定めたものがあるわけです。
いわゆる再婚禁止期間を定めている条文なのです。

民法733条が生まれた背景

ただ、これらはやみくもに出てきたものではなく、背景
をあたるとそれもしっかり出てきます。
一般的に強調されるものはこれでしょう。

父性推定の混乱を防ぐためであり諍い時に、よく「俺の
子ではない」とか「誰の子とか」とならないようにした
明治時代の知恵
に映るものです。

諍い:いさかい

そして、さらにこの部分が「いかがなものか」となるの
です。

離婚後300日問題

民法の経年変化への不対応、陳腐化と揶揄される問題と
の表現を持つもの。
あらましはこのとおり。

民法772条(明治29年法律第89号)の戸籍上の扱いのため離婚届後300日以内に生まれた子が遺伝的関係とは関係なく前夫の子と推定されること。(嫡出推定)

その結果、推定されて前夫の子となることを避けるため
に戸籍上の手続きがなされず。
無戸籍の子供が生じる可能性があるのです。

ですから、大元はここにありということでしょう。
明治までの家制度の中では結婚を制限して、父子関係を
安定、家の財産を継ぐ人を明確化する。
その必要があったのでしょう。

今回の訴訟の原点とされるもの

そこで、訴訟理由は前述のとおりですが、その一つ目に
おいて「女性のみに再婚禁止期間があり男性にないこと
から女性差別ではないか?」としての訴えなのです。

ただし、これには意見、異論もある様子。

今現在の最高裁判所の判断

ところで、現在に至る裁判所での判断状況はこのように
なっています。
女性の再婚禁止期間を合憲』とする。

ですから、この部分をどうするか!ということ。
これに焦点が当たるのでしょう。

時代に応じた法整備へ!

ですが、現在、人々の多くは次の考え方を支持する傾向
があるとされるのです。

公序良俗の維持の観点から現在の民法の運用はあり続けた方が良い!

要は現状維持ですね。

これは男性のみならず、女性にも支持されている様子。
大勢として。

下世話な話ですが「不倫は許せない」が頭にあるので
しょう。

とはいえ、一方では普通に結婚、離婚した場合。
人の生き方を考える上で、今の法整備では「どうかな」
と思う人もいるのです。

つまり、現在の民法も時代に合わせて変える必要がある
とする意見もあるということ。

ですからね。
今回は子供の将来、実際に現実を生きていく人のことを
考えると、いわゆる大岡裁きがあってもよい!
そんな時代を迎えている思いも沸き立ちますが、いかが
でしょう。

たとえば、急な法改正ができないなら法の運用の可能性
を追求するとか。
ともあれ、今後の法廷審理に注目です。

今回もこのように思うのです。

(オワリ)

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追記 2016.7.5

民法の改正あり

最高裁判所は平成27年12月16日に次の判断を示しました。
これは6カ月の再婚禁止期間のうち100日を超える部分は
憲法に違反している!
と判決したもの。
そこで平成28年6月1日民法は改正へ至っています。
(2016年=平成28年)

民法733条(再婚禁止期間)(新しいもの)
1 女は前婚の解消と取消しの日から起算して100日を
経過した後でなければ、再婚をすることができない。
2 前項の場合は、次に掲げる場合には、適用しない。
(1) 女が前婚の解消又は取消しの時に懐胎していなか
った場合 
(2) 女が前婚の解消又は取消しの後に出産した場合

300日から100日への変化!
そして、2項の幅が広がっています。

(追記オワリ)

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